「後輩の皆さんへ」 明治大学政治経済学部 合格 N・Y君 

ビクトリー学院には、中学から大学受験までお世話になっていました。(柏第二中⇒県立小金)

今回は、これから大学受験を控えている皆さんのために、ビクトリー学院でお世話になった先生方への恩返しも込めて、僕では頼りないかも知れませんが、受験について大切だと思うことを書かせてもらいます。

・教科ごとの学習について

英語は、とにかく長文を読むことかな…と思います。慣れることだと思います。ある一定の時間も必要です。
文法を十分に理解していないと、長文は読めません。文法は繰り返していけば、大丈夫です。僕は、長文の精読を意識して勉強しました。
同じ英文に触れて、「ここは、こんな働きをする」とか瞬時にわかるまで読めるようにする。そうやって英文を自分の中にためていくイメージです。

国語の長文は普段から文章を読むことでしょうか。慣用表現や四字熟語など、一般常識も重要だと思います。
古典は、英語と同じで、ある文章を見て、「こんな働きをする」とかわかればいいと思います。「理解+慣れ」で問題が解けるようになりました。
文学史も忘れてはいけません。毎日、少しずつ文学史はおさえていってください。文学史もしつこく繰り返せば覚えられます。

社会は、政治経済を選択しました。日本史も好きで、割と得意だったのですが、3年の4月に政経に決定しました。
政治経済は、社会科分野の総合科目だと思います。というと、政経を嫌がる人が出てくるかも知れませんが、僕はよかったと思います。政経は、これから社会に出ていく際にかなり役に立つことになりそうです。向き不向きがはっきり分かれる癖の強い科目だと思いますが、僕は是非薦めたいです。

・大切だと思うこと

一、早寝・早起きを心がけ、規則正しい生活を送る。
こうすることによって、自分なりの生活・勉強のリズムが整えられると思います。

一、学校の提出物、宿題などはきちんとする。
願書出願時には、たくさんの書類を大学側に提出します。提出期限内に提出物を出す癖を、高校生活を通じてつけておくべきです。

・本番に強く左右すること

「試験本番でも、いつも通りでいること」つまり、「平常心」です。試験本番では、かなりリラックスしていたように思えます。むしろ心地よくて、休憩時間は眠ってしまいそうなほどでした。「平常心」を実現する方法は一体何でしょうか。

試験会場へは、余裕を持って到着しました。そして自分は毎回、試験教室へは一番乗りでした。当日の会場周辺は、とても混雑します。事前の下見に加えて、かなり余裕をもった行動をとるべきです。
誰もいない教室は、自分だけの空間で、とても落ち着いたのを覚えています。そして、試験まで90分くらいあるので、音楽を聴きながら、単語帳などをペラペラめくっていました。

そして、「結果」を意識しませんでした。模試の時の方がむしろ緊張していました。過度な緊張は、自分を無理にあわてさせるだけだと思います。

・最後に

皆さんは「受験生」という、自身のある意味での肩書を意識することになると思います。
皆さんは、「受験生」である前に「高校生」であり、「人間」でもあるのです。「人間」という土台の上に「高校生」というものがあり、その上に「受験生」というものがある、と言えばイメージしやすいでしょうか。

物事の根幹ができていない者に、その上にある応用ができるはずがありません。人としてやるべきことは、しっかりとやること。高校生としても同じです。そのことはしっかり意識してほしいです。

僕は高3の5月まで部活、7月まで生徒会をやっていました。この時期に、学校を出るのが夜の8時を過ぎたことは何度もあります。そんな僕でも第一志望に受かりました。
まじめに取り組んでいる皆さんに、できないはずはないと思います。受験は長期戦です。

肩に力が入りすぎないように、そして、受験というイベントを利用して、自分をさらに成長させてみてください。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
皆さんのご健闘を、お祈りしています。

コメント  

N君は、生徒会長も務めながら、しっかり学習にも取り組んでいました。薦めた問題集や単語集は完璧にこなしていました。Vトレで着実に実力をつけていきました。N君の今後の活躍に期待しています。